不正な鍵開け行為 - 安心出来る生活を守る為の知識
不正な鍵開け行為を知り、十分に対策を行って下さい
- ピッキング
- ピックという器具とテンションという器具を使って簡単な鍵であれば１０秒ほどで開けてしまいます。平成１２年頃に流行り、今ではほとんどの玄関錠で構造を複雑化して対策済みです。侵入までに時間がかからない事、侵入音が静かな事が特徴です。
- カム送り・バイパス開錠
- 車や玄関のシリンダーとドアの隙間に棒のようなものを差し入れて開ける手口です。現在ではこの方法で開けられるカギは警視庁より公表されており既に廃盤品となっています。これは隙間があくことがポイントなのではなく中の構造に問題があるので、隙間があかないからといってカム送り開錠が出来ないということにはなりません。鍵穴に傷がつかず、ピッキング同様に被害に会った事に気づきにくい事が特徴です。
- サムターン回し
- 現在も使われている不正な鍵開け行為で、内側にあるつまみ部分を直接操作して開けてしまうものです。ピッキングのような技術は不要で、例えばドアの郵便受けやドアスコープから器具を差し込んで開ける、またはドアにドリルで穴を開けて工具を差し込む、郵便受けを破壊して手を入れるなどの荒々しい行為で被害に合うとすぐに気づく事でしょう。よくサムターンにペットボトルを切って被せるなどの簡易的な対策が有名ですが、犯人はガスバーナーなどを入れて溶かしてくる事もあります。専用のグッズを取り付けるか対策されている鍵に交換することが必要です。ドアが木製・頑丈ではない場合は特に気にしておきましょう。
- 破壊・こじ破り
- 文字通りバールなどを使い力任せに開ける行為です。ドアと鍵の間にバールを差し込み鍵を壊しますので、技術はいらず現在でも横行している手口です。日本の住宅は外開きのドアが多いにも関わらず対策されている住宅はほとんど無いのです。こじ破られた場合ドアも歪みますので、被害に合った場合もっともやっかいな手口です。ガードプレートの取り付けは必須で、破壊やこじ破りに強い鎌式デッドボルトの鍵へ交換、補助錠を取り付けて見た目からも時間がかかることをアピールする必要があります。
